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温泉には色々な種類があります。

単純泉

無色透明で無味無臭。含まれる成分が薄く刺激が弱い。肌触りが柔らかく、癖のない温泉で万病に効くとされている。「名湯」と呼ばれていて、多くの温泉地にみられる泉質です。

二酸化炭素泉

炭酸ガスの小気泡が肌につく泡の湯で、低温の温泉だが保湿効果が強く、血行を良くする。日本には比較的少ない温泉だと言える。

炭酸水素塩泉

アルカリ性の湯で、無色透明です。肌がしっとりとする美人の湯です。湯上り後に清涼感があります。またの名を重曹泉、重炭酸土類泉とも言います。

塩化物泉

日本でも数の多い温泉で、なめると塩辛く、旧泉質名は「食塩泉」と呼ばれていました。保湿効果が高く、発刊作用も多く「熱の湯」とも言われており、冷え性や、ダイエットの方にも人気があります。

硫酸塩泉

マグネシウム、カルシウム、ナトリウムなど多く含み、入浴と飲泉で貧血、慢性消化器病、痔によいとされている。血行を良くし、便秘に効く芒硝泉、鎮静効果のある石膏泉などがあります。

含鉄泉

鉄分が多く、湧き出したときは無色透明だが、次第に鉄の酸化が進み空気に触れると褐色になる。保湿効果も高く、貧血症には抜群の効果があります。

含アルミニウム泉

肌のハリを回復させたり、慢性的な皮膚疾患によいとされています。また、眼病に効くともいわれているため「眼の湯」とも言われています。他にはリウマチにも効きますし、不眠にも効きます。ですから不眠症に悩んでいる人に効果があります。

含銅ー鉄泉

銅、および鉄をふくむため、湧き出すときは半透明緑色だが、空気に触れると酸化するため不透明な黄色になる。どちらの泉質もあまり見られない。

硫黄泉

卵が腐ったような臭いを発し、鉄・銅等の金属は酸化して変色してしまうので装飾品は外して入浴したほうが良い。白濁のお湯で療養効果は高いが、刺激が強いため、皮膚や粘膜が弱い人や高齢者は注意が必要だ。

酸性泉

その名の通り酸性の温泉です。殺菌効果が強く「仕上げ湯」と呼ばれているが刺激が強いため、ただれる事もあるので、皮膚の弱い人や高齢者には適していません。入浴後にはシャワーなどで十分に洗い流す必要があります。

放射能泉

害のない、微量の放射能を含む温泉ですが一般には「ラジウム泉」と呼ばれていて温泉中に含まれているラドンは常温で気体、湧出後は空気中に散飛するため全く心配ありません。療養向けの名湯に多く、リラックス効果が高い。